原作の再現ドラマとしては、
ゆっくり楽しめるが、
まるごと省略可能なシーン、
長すぎるカットは気になる。
人類の物理学なんて物理学ではない、
地球上、あるいは太陽系内のみで、
成立する可能性が高い・・だけで、
恒星が3体存在するだけで、
時空が歪むどころか、
今まで覚えたすべての法則はデタラメというのは、
丁寧に原作通りに描いている。
カウントダウンの描写も、
写真の単なる写り込み、
飛蚊、未知の技術と段階を踏んでいる。
そこをしっかり描いてからのLORD、
圧倒的な全30話。
原作に忠実に映像化しようというスタンスの、
製作側の生真面目さが良いも良くないも影響しているのか、
スーパーカミオカンデのような、
施設の美術、加速器の装置等、
それらの撮影方法、VFXも含めて、
表現技術はかなり高度である、
一方、
ジャッジメントデイ号のシークエンス等、
人体への影響を躊躇している感が出ていたり、
エンターテインメントとしては迫力に欠けている部分もある。
史強のキャラクターは、
原作のイメージとはまったくちがう。