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いちばんすきな花のatamatamaのレビュー・感想・評価

いちばんすきな花(2023年製作のドラマ)
2.8
途中離脱。
第一話は凄い良かったんやけど、そっからはどんどんしんどくなっていったかな。
面白い会話劇ならいいんやけど、不幸自慢の会話劇やからかな。タルなってくるんかな。
テーマは面白いんやけど、一話の流れの中で、もっと心が軽くなるシーンを入れて欲しかったかな。笑えるシーンが少ないな。
だから不幸自慢大会にしか途中から見えへんくなってきた。
周りも過剰に馬鹿にし過ぎてる様な。
あと、反対意見をちゃんと言えるキャラ置いた方がいいと思うな。
その上での会話劇が見たかった。
四人を“被害者に仕立て上げる”キャラばっかなんやもん。しんどいわ。
「私達は不幸だ」「私達は生き辛い」ってのが中心過ぎるから、そのこぢんまりした悩みが被害者意識の中で主語デカくなり過ぎてる気がする。だからこそ反対意見を言えるキャラが欲しかったな。
(あ〜。確かにこう思えばいいんや。あっ。ちょっとだけ心が楽になったな)って思わせてくれるキャラ。
主要な四人にはそれができないからさ。
男女の友情は成立するのか?って話なんやろうけど、多部未華子(キャラ名忘れた)が、『人それぞれ』的な事言っちゃうやん。
いや、それ言い出したらアカンくない?
まぁまだ途中やからその考え自体変わるんやろうけど、それって考える事を放棄してない?
人それぞれなんを分かった上で、自分はこう思うって事やん。
ちょっと脚本家のインテリぶってる部分が出てるなと感じた。
それこそ人それぞれって言うてまうねんから、自分とは違う人達も、平等に描けよって思う。でも見下して描いてるもん。過剰に。
その時点で、四人も、その四人を生み出した脚本家も、加害者なんよ。
これからどんどん重くしていって、波乱な展開にして、最後ちょっと救われるんやろうけど、毎週放送の一時間ドラマでそれはちとかったるいと個人的には思ってしまう。
恋愛に発展したらより一層嫌いになる自信あるわ。
脚本家が今までの人生で感じた被害者意識に対して、ケリをつけれてない。
だから主語デカくなってんねん。
やるなら自問自答繰り返して、解決できんでもええから、こう考えればいいんやってのを提示して欲しい。
相手に寄り添ってない。
そんな奴そら生き辛いし、孤独感増し増しなるやろうな。
結局四人とも自己中で自意識過剰なんやと思う。
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