赤田が！！好きすぎる！！赤田が出てくる度に心が沸きました。第1話、ゆくえと赤田のお別れは泣きました。友だちなのに悲しい。でも奥さんの気持ちもわかるんですよね。その後の4人の出会いの連鎖が面白かったです。4人それぞれの気持ちにどことなく共感できるのに、全てはわからない感じがとても良いと思いました。“二人”は責任が重いから私も苦手意識があります。でも良い意味で登場人物みんなが自分ではない他人で、この人が私だなと思う人はいませんでした。椿が言うほど普通じゃなくて笑いました。ちょっとくどくて癖になる話し方。全編通してずっと椿が面白かったです。松下洸平によく合っていました。名前がその人の印象にもたらす影響は思っているより結構あるなと気がつきました。
色々とわかる......ってなっちゃった第2話。ゆくえみたいに、人の気持ちを勝手に想像して傷つく。会っても会わなくても傷つく。早すぎて気持ち悪がられないように、交換ノートをわざと遅れて回していたのを思い出しました。それから夜々みたいな感情も味わったことがありました。学生の頃成績が良かった時期があって、その時期は勉強に対する愚痴をこぼすと嫌味に受け取られて、すごく悲しい思いをしたのを覚えています。こういうの、誰にでもあるんだなと思いました。みんなに席ができて、ほっとした表情が良かったです。他人に言い難い感情を知っている人がいる、わかってくれていると思えることが心強いです。
第3話、椿の「上で遊んでなさい」で笑いました。席をとられて拗ねてるゆくえが可愛かった。こそこそ純恋呼びして観察しているの面白かったです。続く第4話。私のことをわかった気にならないでと思うこと、ある。みんな人間として完璧ではないところが好きです。「そのちっこいカバンにパジャマ入ってるの？」このみちゃん可愛すぎて声出た......そしてゆくえちゃんは良いお姉ちゃんすぎ......。夜々に懐くこのみちゃんがずっと可愛すぎました。最後のカタツムリのことでんでん虫って言う椿は椿らしくて良かったです。
第5話、紅葉は不器用なやつだねぇ。ずっと誰かの特別になりたくて、でも自分からは大切にできなくて罪悪感を抱える。紅葉と篠宮の気持ちのすれ違いが悲しかったです。篠宮に対しては間違えてしまったけれど紅葉はちゃんと優しいと思いました。篠宮と黒崎が仲良くなって嬉しそうで寂しそうな紅葉の表情に泣きそうでした。そして赤田再び！！！好きすぎ！！！赤田と初対面だからいっぱい話しちゃった椿に笑いました。友だちにも嫉妬はあるという言葉には救われる感じがしました。
第8話、美鳥ちゃんとのそれぞれの出会いと思い出。美鳥ちゃんが4人それぞれとの二人組で見せる顔が全然違うのがすごくすごく面白かったです。伏線が一つ一つ回収されて、美鳥ちゃんを通して今までのストーリーが繋がるのが気持ちよかったです。美鳥ちゃんの人生の色んなところで現れたこの4人は、美鳥ちゃんにとって“みんな”ではないというのがとても新鮮な視点でした。
第10話ラスト、好きな人に振られた夜々と紅葉の関係性が良すぎました。夜々が紅葉のバイト先の人たちに喧嘩売るのもスカッとして最高でした。紅葉による椿のモノマネがかなり似てて笑いました。私も気にしなくていいことを気にして、生きづらいな〜と思うことがあります。独りじゃないと思えて嬉しかったです。こんな友だちがほしいな！4人組も大好きだけど、それぞれ二人組もいつの間にか大大大好きになっていました。
最終回良かった〜〜。みんなの優しい笑顔に癒されました。キャスト総入れ替えの続編で笑いました。ちゃっかり純恋がいるの面白すぎました。お互いの価値観を受け入れ合う赤田夫婦が理想の夫婦。こんなふうに思えるようになるなんて最初は想像もつかなかったです。赤田は奥さんに逆らえないんじゃなく、奥さんの価値観を受け入れていました。「他人の価値観なんて理解できないけど、理解したいと思える他人と出会えることはある。」希子と穂積くんが仲良くなれてほっとしたし、やりとりが可愛くてニヤニヤしちゃいました。紅葉の友だちたちが紅葉が表紙を描いた本を買ってくれているシーンは感動しました。喧嘩別れになってしまった篠宮のことを心配していたので安心しました。
夜々は椿のことを、紅葉はゆくえのことを好いていました。そして友だちでもありました。関係性に名前をつける必要はなく、ましてや友情は成り立つか？なんてどうだっていいことでした。全部全部その人たちによります。あの家ではなくて、他の3人がいる場所が帰る場所。こんな簡単なことになんでか気づけなかった。ハッとして、でも優しいラストでした。
「みんなみたいに、みんなにならなくていい。みんなに嫌われてる子なんて、いない。」(by美鳥ちゃん)
面白かったし、なんだか救われました。また大好きなドラマがひとつ増えました。
