脚本の生方さんが
「こんなことに普段モヤっとしてんのかなあ〜？」ってことを
ドラマの中に散りばめてあったように感じる。
そうか、フィクションってこう使うのか、じゃないけど
フィクションですよ、架空の人物ですよ、
ってのをしっかり提示した上でじゃないと、
「正直こう思うんだよね〜〜」がいえない時代、ってのを
このドラマや、最近のアニメを見ていて思う。
このドラマは「言ってる方」だと思う。
ちょっと攻めたと思う。
世の中で「ん？」って思うことがあっても決して異を唱えることができない雰囲気ってある。
（コロナ禍にマスクを自分だけ外してはいけない雰囲気のように）
今、いろんなことの変革期、はざまにあるように感じる。
そんなはざまを生きる若者は、んー、とにかくむずいだろな。
若いから、とにかく活力も興味も盛んな時期だけど、
明らかに「沈静」してないといけない雰囲気もある。
若い力でなんとかやっちゃうぞ！おりゃ〜〜！とかではなく、
今なにか変に抵抗しても損するだけ、でも思うことはあるからな。
こうするしかない。でも必ず変わるだろう。
そういう、静かな抵抗を今の若者から感じる。
そういう雰囲気を、このドラマでも感じたかな。
静かだけど、落ち着いてるようだけど、確固たるものがある。
そんな静かな強さ。
