takanoひねもすのたり

Bodies/ボディーズのtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

Bodies/ボディーズ(2023年製作のドラマ)
3.8
ロンドン、ホワイトチャペル、ロングハーベスト・レーンで男性の奇妙な死体が発見されるところから始まるSFスリラー+ミステリー。

同じ場所で4つの年代 (1890年、1941年、2023年、2053年) でそれぞれ4人の刑事による捜査が、相互に繋がっていく展開。
ドラマ『Dark』がハマった人は多分これも好きなんじゃないかなと思う。面白かった。
話数がコンパクトな分、省略されてる要素もあるけど、きれいに伏線が纏まってて、ピースが嵌まるカタルシスもある。
分割画面を多様して情報を分かりやすく見せる工夫もあるので、混乱も少ない。

「お前は愛されている」って自己暗示みたいなもんだったんだね……常にそれを確認したかったみたいな。エライアスの存在は、振り返ると切ねぇなあ。

イギリス、1967年まで同性愛は違法だったし、1890年だったら死刑か……。
ヒリングヘッドとヘンリーに幸あれ。
1941年のホワイトマンは前半の印象をがらりと変えた後半に漢前が上がった。

133年後もパブが残ってたり(しかも営業してる)煉瓦の壁がそのまま残ってたりするのは、ロンドンはあり得そうかも……あと2023年に普通のお宅にレコードプレーヤーがあったけどあんま無いんじゃ……バーバーの物だったんかなあ、まあ野暮な突っ込みだとは思うけどw

謎なのは、死体の出現前に世界が調節されたけど、メープルウッド(2023、タクシー運転手)なんだが……2053年の彼女だよね?
またどっかでループがあるってことなのかい?