Asino

すべての見えない光のAsinoのネタバレレビュー・内容・結末

すべての見えない光(2023年製作のドラマ)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

「すべての見えない光」全4話見ました。
下記感想後半はネタバレぎみかもしれない。あんまり誉めてないのですきなかたは読まないで。


原作未読だけれど、今起きている戦争のこととかを思い出さずにいられない普遍的な良さが確かにある、のは原作の良さの部分なんだろうなとわかる感じというか。
映像化としてはドラマチック!さの方が優先されてる感がすごくて(どうしてもご都合主義に見えちゃう)。もう少しやりようはなかったの?と思ってしまったかな。
なによりフランスが舞台でフランス人とドイツ人しか出てこない話でキャストの半分はフランス語・ドイツ語が母国語の人たちなのに、なぜ英語で撮るんだ…という絶句感がすごくて。
うーん、どうにも残念だった。ショーン・レヴィだからしょうがないの?

誰が聞いているのかもわからないまま、孤独に(実際にはWWIのPTSDに苦しみ屋根裏に引きこもったまま)、世界に向かってはなし続けていた一人の声(と言葉)が、国境を越えた子供たちの世界を支え、戦争によって立場は対立しながらも、「周波数は同じ」心を持ち続けることでお互いを助けることになる。
その骨格のところはすごく素敵なので、なんかちょっと宝石の呪いとか言い出したときにはえ、やりすぎでは?と思いましたが(でもそれは原作要素だろうしなー)
なんかちょっと盛りすぎだった。私のこのみが渋すぎることは自覚してるけど。ラースアイディンガーの役とかアニメの悪役みたいで。
Asino

Asino