今夏今秋のホラー巡り第17弾。
マイク・フラナガンのNetflix古典ホラー再構築。オリジナルの「真夜中のミサ」や「ミッドナイト・クラブ」もさることながら、シャーリイ・ジャクスンやヘンリー・ジェイムズのscrap and buildの方が楽しい。
本作は、エドガー・アラン・ポー。
アッシャー家をオピオイド薬害のジョンソン・エンド・ジョンンソンになぞらえ、連邦検事補オーギュスト・デュパンの追求を軸に、赤き死の仮面がアッシャー家を壊滅に追いやるストーリーが、ポーの諸作になぞらえて展開される。「赤死病の仮面」「モルグの殺人」「黒猫」「告げ口心臓」「黄金虫」「振り子と陥穽」「大鴉」のポー短編集だ。
次回作は、スティーブン・キングの大長編「ダーク・タワー」で、ドラマ5シーズンと映画2本だとか。積ん読の新潮文庫16冊にようやく手が付けられるかも。これを見るまでは死ねない。
