なんとなく観てみたら面白くて一気見してしまった。私は全然知らなかったのだけど、エドガー・アラン・ポーというホラー作家の原作で、更に彼の色々な短編小説のオマージュが盛り盛りに詰め込まれたクオリティの高い二次創作のようなドラマだったようですね！
現代とクラシック的要素が融合した、良質なゴシックホラーでありました。
タイトルの通りアッシャー家の子達が順々に死んでいくのだけど、ある種の破滅の美しさというか、法則性を持って毎話一人ずつ死んでいくって、観ていて楽しいなって(笑)
死に方もそこそこ悲惨なんだけど、例えばファイナルデスシリーズとか、日本で言ったら「着信アリ」とか、あぁいう見せ物的な下品な殺し方ってわけでもなく、『破滅』というにふさわしい質の高さを感じる、それぞれの死に様が丁寧に作り上げられた一つの作品になっていて良かったな〜と思います。子供と言っても年齢的には全員成人した大人ですから、そのへんは倫理感情的にもまぁセーフ。
・音楽や効果音が時々うるさい(けど選曲は良い)
・暗すぎてせっかくのセットやシーンがよく見えない！
あたりが少し不満だったかな。
でも終わってみるとなんかサラッとしてたな？まともな共感出来る心の持ち主が少ししか出てこなかったからかもしれない。おおむね観やすくて良かったです。原作は昔の作品だけど、現代的な要素がたくさん入っていたし奔放なセレブの生活をチラ見するのも楽しかった。
アメリカでたくさんの人を破滅させている鎮痛剤の話は、ちゃんと勉強しようと思いました。
