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GTOリバイバルのteanyのネタバレレビュー・内容・結末

GTOリバイバル(2024年製作のドラマ)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

出演者の懐かしさだけは感謝したいし、やっぱり反町版が一番評価されていることが認められたような気がして、放送自体は素直に嬉しかった。出てくれた俳優の皆様、本当にありがとう!!
名残のある細かい仕草までそのまま演じてくれていて、さすがとしか言えなかった。そこは本当に感激した。

だけど内容は本当に酷かった…。

承認欲求女子に対してチェンソーのパフォーマンス。昔のGTOだったら無茶苦茶な行動にも意味があったのに。せめて本人に斬らせる(チェンソーは無理だけど)、もしくは捨てさせるべきだったのでは?あれじゃ脅しとも取れるし、ただの押しつけで、今の子たちは納得できないだろう。
お前は優しい良いやつだ!!それだけの言葉で満足できたらこんなに沼っていない。

毒親野球男子は、一番マシな救済をされていた気がする。でもその後は不明。
鬼塚だけじゃなくて、他の教師も頑張るシーンがあったのは素直に良かったと思う。でも給料が見合わないのはマジで可哀想。いい先生になりたいなら無理をしろと?教師の方々に同情を抱いた。

裁ノカ笑は、徹底的に酷い。
父親に鉄槌を下すために、あれだけの被害を出す必要があったんだろうか。死のうとした子もいたのに、なんの謝罪もされていない段階で、なぜかクラスが一丸となって選挙運動に顔を出すのもよくわからない。逆にクラス一丸となって殺す勢いでイジメに発展していた方がまだ理解できる。

なによりヤクザにも手を出しておきながら、アッサリ何をどう思ったら顔が晒されるのか。当たり前に殺されそうになり、鬼塚が退治し救出したが、現実はこれだけで収まらない。二人とも未来とサヨナラだ。

終いには誰も納得できない私情を理由に、ごめんなさいで全て許され、イイハナシダナーみたいに終わってしまった。開いた口が塞がらない。
それと!!鬼塚の背中に乗っていく必要はあったのか!?見てくれと言わんばかりにさっきおっさんがハシゴで降りてっいったのに!!?おっといけない怒りが。

現代のあるある問題を中身のない内容でいそいそと力技で解決したように見せて、実際には何一つ解決してない。まるで嘘のような話だなんて思いながらエイプリールフールで納得。

現代の問題をあの頃の良さのままバシッと解決する姿が見たかったし、鬼塚と心を通わせて変化していく生徒の姿も見たかった。。。

言いたいことがキリのないほど出てくる。こんなひどい作品でも、シメに鬼塚&あずさを出してくるのエモすぎてズルイ。けど最高と思わざるを得ない。この二人を見るときだけ別作品を観てる気分になれた。

脚本が昔のGTOと同じ方だったら、一体どんな内容にしてくれていたんだろうと思う気持ちが止まない。
これはすべてパフォーマンスだったと受け止めて、またGTOを観れただけで満足するしかない。現代の子には是非、反町版GTOを観て欲しいな…これではなく。
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