「あー、なんかわかるなぁ」と思いながら、全8話を観ました。
なんか、たしかに。
好きな娘って、からかいたくなるんだよなって。
いつも、からかってる高木さん。
いつも、からかわれている西片くん。
2人の掛け合いが、とても初々しく、微笑ましく、
心が懐かしく、ホッとしながら観終えることが出来て、
とても気分の良いドラマだったなぁと思います。
最近の監督作品の映画では、ちょっと今まで違うアプローチを感じていた、
今泉力哉監督のタッチも、自分が好きな雰囲気のものだったし、
5月末に公開の劇場版も、凄く楽しみになりましたね。
キャスト陣も、とても良かったです。
高木さんを演じた、月島琉衣さん。
西片くんをからかう、その楽しそうな笑顔がとても可愛らしかったし、
その奥底に、西片くんを想う気持ちを、沢山、沢山感じられて、
毎回、本当に微笑ましく見届けさせて貰ったって感じでした。
そして、からかわれる西片くんを演じた、黒川想矢くん。
彼も、本当、素晴らしかったです。
高木さんにからかられまいと、悪戦苦闘する姿とか、
まんまとからかわれてしまった後のリアクションとか、
その、反応のひとつひとつが、とても印象に残ったし、
ある意味この物語の本質は、
「からかわれ上手な西片くん」なんじゃないかと、
そんな風に感じるくらいでしたね。
そんな2人を、大人の目線から見守る、田辺先生を演じた、
江口洋介も、とてもストーリーの中で効いていたし、
生徒役のキャストのみんなも、まだまだ拙い演技を感じつつも、
中学生役ということで、まだまだ未完成な部分を、
敢えて残している所に、全体の雰囲気の良さを感じる部分もありました。
全8話。
それぞれが30分のエピソードなので、とても観やすかったんですが、
どうも一気に観てしまうのが惜しくて。
1日1話ずつ。
何日間かに分けて、楽しませて貰いました。
とても、いい雰囲気のドラマだったなぁ。