ShinMakita

パックス・マッシリア:抗争の街のShinMakitaのレビュー・感想・評価

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☆俺基準スコア:2.2
☆Filmarks基準スコア:3.3






マルセイユ…
逮捕された大物ディーラー、フランク・ミュリロが息子の葬式に参列中、警官を殺して逃亡した。しかし直後、ベネズエラで焼死体となって発見される。

8か月後。
司法警察局麻薬課のチームリーダー、リエス・ベナマール警部は、浜辺で売人ペレットを逮捕した際、新種のクラックを大量に押収した。街一帯はアリ・サイディが仕切っているはずなのに、全く違う新たな元締めが現れたのだ。こいつらは「インディアン」と呼ばれるアラブ人と顔を見せない白人のコンビだと判ったが身元は不明だ。さらにサイディの甥であるカメルとフーディルが惨殺される事件が起きる。どうやら「インディアン」がサイディに戦争を仕掛けているようだ。そんな中、ベナマールのチームに新たなメンバーが加わった。パリから転勤してきたアリス・ヴィダルという女警部だ。彼女はミュリロ逃亡時に殺された警官の娘。ミュリロの死が信じられない彼女は、「インディアン」と組む白人がミュリロではないかと疑っていた。



「パックス・マッシリア:抗争の街」




原題意味は「マルセイユの平和」。
フランス製ギャング・ポリスものの第一人者オリビエ・マルシャルの新作シリーズ。息子を殺されたミュリロ、家族を失ったサイディ、汚職の疑いでIGPN(国家警察監察部)に狙われるベナマールという、失うものがない三者の死闘を描いたドラマです。ベナマールの部下たちの事情もきっちり描いていて、特にタトゥーと少年バカリのエピソードはなかなかショッキングで印象的でした。アクションだけではなくセンチメンタルな部分もしっかり描けているのが良いですね。ただ、正直全体的にはそれほど面白いストーリーではなかったかな。あくまで刑事ドラマ好き・マルシャル好きの人向けの6エピですので悪しからず。
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