にこぺ

マスターズ・オブ・ザ・エアーのにこぺのレビュー・感想・評価

3.5
「エルヴィス」のオースティン・バトラーの口角がキュッと上がる感じが大好きでして、「デューン パート2」でまた温度が上がったので本作を鑑賞。全10話。

戦闘機じゃなくて爆撃機なんだ。大きさが全然違うし、乗員も多いんですね。メインは腹に蓄えた爆弾を投下する。コレが空襲ってやつなんだなと、落とす側の目線で観る感じです。はるか下方にある目的周辺にボトボト落とせば、あっという間に火の海です。
飛行機なので上からも後ろからも攻撃がやってくるのです。戦闘シーンは熱くなりますが、敵機がちっこくて、どこ狙ってるのかよくわかりません。うっかり味方の飛行機撃ったりしないんでしょうか?

群像劇なので焦点の登場人物がいろいろ切り替わります。覚悟はしてましたが、序盤はなかなか顔と役職と名前と呼び名が一致しません。
やっとメイン人物が絞れると、それぞれが散っていって、そして「え?もう帰ってきたの?」的な端折りが結構あって、なんかブツンと切られちゃって気が抜けるような、そんなパターンが数回あった気がします。そりゃ、その人の帰路を追ってたら話は進まないのはわかってますが…。

「バンド・オブ・ブラザーズ」を観たのはもう随分前ですが、同じ軍服、泥だらけの顔で誰が誰やらの状態から、エピソードが進むにつれ隊員たちが愛おしくなっていったことは覚えています。今回はそんな気持ちに到達できなかったのが残念です。
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