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とと姉ちゃんのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

とと姉ちゃん(2016年製作のドラマ)
4.5
昭和5年。戦前の静岡県遠州。繊維のまちで育った主人公・小橋常子(高畑充希)。3人姉妹の長女・常子は、子ども思いの父と優しい母を茶目っけたっぷりに「とと」、「かか」と呼びながら、2人の妹の面倒をみるしっかりものの娘。 
経済的にも不自由なく幸福な生活を送っていた常子たちだったが、父・竹蔵(西島秀俊)が結核にかかったことで生活は一変する。死の間際、竹蔵は常子を呼び寄せ「ととのいないあとは、自分の代わりに家族を守ってほしい」と遺言を残す。常子はその言葉を胸に、2人の幼い妹と、母を守って生きていこうと、胸に誓う――。 
「とと姉ちゃん」となった常子は、「当たり前の生活を大切にすること」という生前の父の教えを胸に、恋も休みもそっちのけで家族のために奮闘する。
終戦後、編集者時代に知りあった花村(唐沢寿明)と「女性のための雑誌を作ろう」と常子は、雑誌「あなたの暮らし」を創刊する。
雑誌「暮らしの手帖」の創刊者をモデルにした朝ドラ。
ふわふわしたイメージの高畑充希だが、朝ドラでは凛々しい役所を演じて、役の幅を広げた。
歯みがき粉を開発しようとしたり、雑誌の創刊に奮闘していく常子のバイタリティーに、元気をもらった。 
特に、商品試験でのアカバネ電気と常子の対決は、ハラハラドキドキさせられたし、「消費者のために」という強い信念を感じて感動した。
花村を演じた唐沢寿明や常子の結ばれない恋人星野を演じた坂口健太郎や常子の妹たちや大地真央やピエール瀧の演技も、印象的。
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