ととさん

不適切にもほどがある!のととさんのネタバレレビュー・内容・結末

不適切にもほどがある!(2024年製作のドラマ)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

1話見ました。
私含め昭和生まれには基本的に懐かしくて面白いところもあるけど、このまま安易な懐古主義と現代ディスりが続くんだったら、ちょっと寒過ぎると思う。

今のテレビ業界の中心の中高年男性の「昔は地上波でエログロ暴力出し放題、制作現場でタバコ吸いながら暴言や暴力好き放題やってもハラスメントとか言われなかった」という恨み節が作品に滲み出てて、クドカン53歳、もう老害の域では。

「昭和に比べて息苦しいから元気が無くて景気が悪いんだ」的な事を主役に言わせてるけど、実際はポリコレが鬼厳しくなってるアメリカは著しく経済成長してて先進国でここまで低成長なの日本だけ。ドラマ内にそこをつっこむ役が居ないのが、いまの日本の民放地上波のクオリティ。現代の若者に「お前ら中高年が30年間海外に負け続けた結果が今だろ」ってドラマ内で歌わせて欲しい。

最後に、磯村勇斗は俳優としては良いんだろうけど、ミュージカル部分は歌わせたらダメだと思う。素人のカラオケとしても「上手い方には入らない」レベルで、聞いててしんどい。

ヤンキー役を卒なくこなせるボーイズグループのボーカルを持って来た方が良かったのでは。SixTONES森本慎太郎とか、LDHとか。