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仮想儀礼のpakeのレビュー・感想・評価

仮想儀礼(2023年製作のドラマ)
5.0
スーパーの安いワインボトルで作った御本尊に、ボツのゲーム台本から生まれた経典。仮想が本物になる瞬間。
宗教をテーマにする上で避けられないであろう描写すべてから逃げてないのに、説教くさくなくて面白い。深いかと思いきや浅はかになるし、エモーショナルかと思いきや現実主義で、作者のエゴがあると必ずどちらかに偏りそうなんだけど、わたしたち人間と同じように終始曖昧なポーズをとる完璧なドラマ、もっと広まってくれ。

メモ:ストーリーの浮き沈みとは関係ないところで急遽訪れる神聖な(美しくなっちゃった)シーンが、創作物の中でも俗世の中でも大好きだから、このドラマでもそういったシーンが何度かあり助かりました。
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