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マルス-ゼロの革命-のpokotanのレビュー・感想・評価

マルス-ゼロの革命-(2024年製作のドラマ)
2.5
オオカミの被り物をして、マルスとしてSNS動画をアップして社会の闇を暴いていく。
そして、過去にエリが死んだことへの國見への復讐劇。

びっくりするほど面白くない。
脚本がとにかく酷かった。
シリアスな話かと思いきや、面白くもない微妙なギャグを挟んでくる。
そして、話自体にリアリティが全くない。
違法薬物の原料を学校の敷地内で作るとか、日本記録を作るような計測器のイカサマとか、ゲームで一回会っただけの人をあたかも知ったような言葉で闇バイトから助けるのも意味分からん。
フェイク動画の元の動画がお菓子の話とか頭おかしいでしょ。

そんな簡単にいちSNS会社が運転免許証や保険証などの身分証の役割を果たすって、突拍子もなさすぎる。
スマホを停止させるウィルステロってそんなことありえない。
クロッキーの本社潜入の時も不破は表から出てきてんじゃん。

SNS、ネット社会へのアンチテーゼのメッセージは良いんだけど、國見の目的がさっぱり腑に落ちない。
若者に未来を託すってゼロのマルスを救世主に仕立て上げるとこまでがシナリオって、結局何がしたいの?
ゼロも最後は卒業まで姿を見せなかったって、何も世の中は変わってないわけで、意味不明。
最後は、「ぼくらの七日間戦争」みたいになってるし。

役者は良い役者揃えてるのに、ほんともったいない。
道枝君、憎しみで怒ったとしても、正直可愛いんだよな。
革命だ何だと言っても、重みが足りないので、役不足。
江口洋介さん、原田美枝子さんと豪華なのに無駄遣いも甚だしい。
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