夏藤涼太

春になったらの夏藤涼太のレビュー・感想・評価

春になったら(2024年製作のドラマ)
4.1
#1話
面白い。まだ出揃ってはいないものの、(BSと深夜枠を除いて)今期のドラマでは一番の予感。
最初からクライマックスと見せかけて、終盤にどんでん返しがちゃんとあって(マジで声が出た)、小ネタや細かい人物設定までよく練られている福田靖の脚本が良いのはもちろんのこと、何と言ってもキャストと演出が素晴らしい。
キャストの演技を信じて、SEやBGMを最小限にして、しっかり笑わせ&泣かせる。(もちろんいい意味で)日本のドラマとは思えなく、さすがカンテレ制作と言わざるを得ない。フジテレビは、月9をカンテレに作らせるべき。あるいは東海テレビに。

#3話
正直、主人公たちのメインストーリーと関係ない長女ちゃんの頑張りに、このドラマで一番泣いた。その一方で、親のエゴだなぁという気持ちもあるけれど。ただあの長女のムーブのリアルさは、脚本家か誰かの体験談なんだろうな

そして3話で気づいたが、メインストーリーの裏で、奈緒の「5段階のがんの受容」も画いていたんだな。
夏藤涼太

夏藤涼太