キッド

院内警察のキッドのレビュー・感想・評価

院内警察(2024年製作のドラマ)
3.5
医療と警察のMIXという作品。
表現したい話の本質ははっきりと見えないものの、ストーリーや役者の演出は楽しめた。

それぞれの正義みたいなのを表現したかったのかもしれないが、そこの軸がブレブレで、話に一本の筋は通っていない。

一方で主となる役者の演技の組み合わせは良かった。
桐谷健太と瀬戸康史の飄々としながらの天才キャラと、長濱ねると工藤美桜の天然キャラ、玄理の真面目キャラ、ゲス極の適当キャラと、キャラクターの個性がはっきりしていて、そこのかけあいは個人的には好きだった。

話の本筋はおまけで、それぞれの話の中のキャラクターストーリーを楽しむドラマといったところかな。
清宮さんの逝去とその後の家族や今井結依ちゃんのシーン、今井結依ちゃんのお話辺りは見事に泣いてしまった。

毎話それぞれの医療従事者への物事の解決面や患者やその家族のシーンの描き方はそれなりに良かったから、話の本筋のところにもう少し魅力を出せれば更に良いドラマになっていただけにそこが残念ポイント。
でも個人的には毎話楽しめた。
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