クーベルタンはな

ハコビヤのクーベルタンはなのレビュー・感想・評価

ハコビヤ(2024年製作のドラマ)
3.3
とある街で洋食屋を営む白鳥剣(田辺誠一)。彼にはもう1つの顔がある。それは「運び屋」としての顔である。「運び屋」と言っても、ハリウッド映画に出てくるような「運び屋」ではない。犯罪行為にならなければ、「もの」でも「ひと」でもなんでも正確に運ぶ。それがこの運び屋のモットーである。

届け先がわからないモノや、宅配便では決して届けられない場所への運搬など、“どうしても自分では届けられないもの”を運ぶ。その依頼の裏には、この運び屋に頼まなければならない、それぞれの「事情」があり、その「事情」をこの男なりに汲み取ったうえで「運び」を行うのだ。

そんな剣の洋食屋に、アルバイトとして働きたいと言ってきた女性、天野杏奈(影山優佳)。好奇心旺盛な杏奈は、運び屋の仕事にも首を突っ込んでくる。しかし、彼女が運び屋に関わるのには、実は剣との過去が大きく関わっていた…。