むん

ニュールックのむんのレビュー・感想・評価

ニュールック(2024年製作のドラマ)
4.0
とてもおもしろかった!
第二次世界大戦中、ナチス占領下のパリ。
自分のメゾンを開き、有名デザイナーになっていたココ・シャネル。
まだ雇われの身だが、才能溢れるクリスチャン・ディオール。
戦争はどんな人も翻弄し、傷付ける。

この2人が交差することはほぼ無く、対照的に描かれる。
(どこまで忠実なのかわからないけれど)
強気のシャネルと、弱気のディオール。

女性が銀行口座を持つことすら難しかった時代。
賢く、したたかに立ち回らなければ、全てが奪われてしまう。シャネルの苦しさ。

優しく控えめなディオール。
妹カトリーヌがナチス抵抗運動のメンバーで、こんな波乱の人生だったとは、知らなかった。
香水『Miss Dior』は妹のために作られたもの。
このエピソードに涙、涙……

戦争が残した、心の深い傷。罪悪感。
「創造することが私の生きる道」
文化の復興は素晴らしい希望を与えてくれる。

ブランド創設者たちの関係性も初めて知った。
クリスチャンからすると、シャネルはかなり先輩で、ピエール・バルマンとバレンシアガは友達。
ハイテンションキャラのピエール・カルダンは、彼の下で働いてたのね。
むん

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