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偽りの銃弾のfumiのネタバレレビュー・内容・結末

偽りの銃弾(2024年製作のドラマ)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

何も考えずボーッと観るのにちょうど良いドラマ。

序盤から、姉も夫も立て続けに強盗に殺されたのにマヤは落ち着きすぎ!演出おかしいだろ!と思いながら観てたけど、ラストまで観ると、なるほどって今思った。でもそのモヤモヤが長すぎたので、ラストを以ってしてもその印象が残ってしまう。なんていうか、人間らしい慟哭をもっと挟んだほうがよかったと思う。それを実は姉だけに向けていたとしても。そういう演出はできたんじゃないかと思う。マヤがロボットみたいだった。顔もスタイルも端正だし。

それから、マヤはなんでも人にベラベラ話しすぎなんだよな、と思ってた。でもそれも作戦だったのだろうか。

キアースの病状、幻覚の謎、あのカラクリはとても良かった。そういうことだったのか〜と楽しめた。

ジョーは本当に生きていて、家業の腐敗に気付いて、それを正すために隠れてるってやつ?と思ってたけどまさかの悪役で、そこも良かった。でも、マヤはそれに気付かず結婚したわけで、マヤってそんなにボケっとしてるキャラ?という違和感は残る。

ともあれ、駄作かな〜と思って観続けていたら、キアースのパートとかけっこう良くて、これはわりと良作?と思っていたら、ラストが雑で、良作でもなく、中途半端な印象。
リリーかわいそうじゃんな。
死んだはずのジョーが生きてるかのように加工してマヤに見せた理由が弱かった。まずそのエピソードを思いついて、後から理由を考えてこじつけたような雑さ。

とにかく主演の女優さんが人間味が薄い。容姿も演技も。計算された演出なのかもしれない。でもそれ正解だったのか?と思う。
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