相変わらず、いいドラマだった。2時間SPで描くには詰め込み過ぎかなと、多少勿体ないなと思ったところもあるけれど、命への向き合い方には、今回もズシンとくるものがあった。
名前の無い新生児の入院は、特別くるものがあったなぁ。どれだけ手を尽くしても、その小さ過ぎる手を握り続けてあげられない辛さや悔しさ。植野もまたずっと葛藤し続けているように、子どもだからこその正解のなさを、いつまでも持ち続けながら、医師として携わっていくしかないんだろうなぁと思った。
今作で、後輩が出来て先輩医師になった志子田。まだ経験値はないはずなのに、その自信は何処からくるんだと聞きたいぐらいの態度をみせてきた研修医ふたりは、出来る自分のイメージだけは十分に持っていたようで。そうした過信は失敗を引き起こし、そして出来ない自分を守るため他人に責任転嫁する。あなたのプライドに興味はない、りさがガツンと言った言葉はほんとその通りだなと思った。
またいずれ連ドラやら映画やらがありそうなドラマだなと思っているから、その時はまた観てみようと思う。
