Kaz

沈黙の艦隊 シーズン 1 ~東京湾大海戦~のKazのレビュー・感想・評価

4.8
1-6話をprime videoで、7-8話を舞台挨拶付き試写会で拝見しました。

大きなスクリーンで見る東京湾大海戦は迫力満点で、冷静で淡々とした大沢たかおさんの海江田艦長が素晴らしかったです。

核をもって独立宣言したやまと、やまとをテロリストとして排除しようとする米国、やまとと条約を締結する日本。

核の抑止力を持って世界の主導者であるべきなのは米国と主張して一歩も譲らない米国大統領に対して、自論をぶつけ日本のあるべき姿を問う海江田艦長の語り口に惚れ惚れしてしまいました。日本国総理の決断のシーンもとても良かったです。

もし別の役をやるなら?と聞かれた大沢さんが総理大臣の役と仰っていましたが、なるほど納得できる味のある総理大臣でした。

撮影中はずーっと壁に向かってセリフを喋っていたという大沢さんの言葉がツボにハマり、映像を見ながらフッと思い出してしまいました。

キャストも豪華で見応え抜群です。

原作は米ソ冷戦時代設定でしたが、うまく現在の世界情勢にマッチさせた作品に仕上がっています。メッセージやイメージはほぼそのままというところで完成度が高く、原作も当作品もそれぞれでとても楽しめる内容になっていると感じました。

作者のかわぐちかいじさんも試写会にいらしていたようですが、どんな感想を持たれたのでしょう。。気になります😆

モーニングで連載されている頃、毎週楽しみに読んでいたのですが、細かいところは忘れてしまっているので、大沢さんの薦めもあり、試写会帰宅後に超合本を電子書籍で購入してしまいました。

シーズン2が始まるまで原作を読み返して待とうと思います。
早く続きの映像が見たいです!
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