はぎ

少年は世界をのみこむのはぎのレビュー・感想・評価

少年は世界をのみこむ(2024年製作のドラマ)
3.8
断片的に未来が見える兄と主人公イーライの物語。兄の能力のミステリー感と、次々起こる事件を融合させたドラマ。

それぞれに問題を抱えているところからスタートする。義父は密売人を辞められない、母は薬物、話さない兄、暴力ばかりする学生、酒を辞められない父など、交じあっていた。そして成功や幸せがやってきた途端に、恐怖や危険が押し寄せてくるなかなかに忙しい。

イーライは行動的で自らが望んで実施するのに対し、兄は陰ながら応援や行動するといった対称的なところもよかった。

そして最終的にはまた家族がひとつになるという、ありがちだがハッピーエンドで迎えたところはよかった。

謎めいた赤電話や慈善団体のじいさんの最期など回収できていないところもあったが、全体的に満足出来た。
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