山田太一さん脚本のドラマにハマり、U-NEXTで評価が高かった『悲しくてやりきれない』と『あなたが大好き』を観てみたのですが、両方ともfilmarksに登録がなく、問い合わせて登録していただけるようにお願いしてみました。
早速登録されたようです。
ありがとうございます！
やったぁ！一人目のレビュー！と思ったら、どなたかに先を越されていました。
しくじった！
もっとマメにチェックしておけば良かったです。泣

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さて、こちらのドラマ。
面白かったぁー！
これ、映画にしてもいいんじゃないかってくらいの面白さ。
何てったって出演者、豪華過ぎません？
役所広司さん、柄本明さん、若い頃からやっぱり、オーラあるなぁ！
ひと癖もふた癖もある役どころ、上手いなぁ！
魅せらせるなぁ！
プラス、名取裕子さんの素朴な美しさ！
見惚れちゃうなぁ！

歯科医院の待合室で突如消えたバッグの中のお金。
金額はなんと500万円！
事情があって銀行でおろしたばかりの高額現金！
盗まれたのは名取裕子。
たまたま待合室にいて、犯人だと疑われる役所広司。
名取裕子に協力し、お金探しに奮闘する柄本明。
紛失したお金をめぐって、コメディタッチで繰り広げられる人間模様。
見応えありました！

時々クスリと笑わせて、油断した所でホロリ。
ふわっと幸せな気持ちにさせてくれるドラマ。
後味は最高です。

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ああ、レビュー出来て嬉しいです。
Filmarksの運営さん、本当にありがとうございました。

• #山田太一さん追悼

亡くなった山田太一脚本の未見の単発ドラマ２本目。
TBS で1992年に放送された作品。
本作も主題歌として使われた楽曲と同じタイトルです。
「悲しくて～」はザ・フォーク・クルセダーズの曲でたくさんの人がカバーしてますが、本作はおおたか静流バージョン（『この世界の片隅に』ではコトリンゴが歌ってたアレ）。

500万円の盗難事件に巻き込まれたOL、ファミレスの店長、小さな印刷会社の社長の三人の不思議な縁の物語。
山田太一作品にしては犯罪が絡んだストーリーで、ラストで犯人も判明して解決という珍しいパターンですが、やはり事件はあくまで背景でメインは人と人との繋がりであり、展開は先が見えずに紆余曲折。

主演の３人は山田太一作品では常連の名取裕子（当時35歳）の他、『Shall we ダンス？』『うなぎ』他の多くの作品でも共演している役所広司（当時36再）と柄本明（当時43歳）。
３人とも悪い人じゃないんだけど多くの欠点も持ち合わせた等身大のキャラを好演。
脇も根岸季衣、すまけい、あめくみちこ、高畑淳子など芸達者が固めます。
犯行現場できっちりと正論を言う警察官を演じた梅沢富美男もイイ感じ。
３０年前だから、さすがにみんな若い！

「そんなに？」
「そうだけど･･･」
「まいった･･･」
これぞ山田太一節。

作中のBGMは「悲しくて～」以外は、展開が途中からロードムービーっぽくなったあたりから、「ビバリーヒルズ・コップ」「華麗なる賭け」「シャレード」「俺たちに明日はない」「ターミネーター」「卒業」「雨の訪問者」「追憶」「荒野の七人」など、さながら名作映画音楽集でした。

名取裕子と柄本明が役所広司に難癖をつけて追いかけまわす珍道中、からの追う追われるが転じるおかしさ。

• #小布施
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