「ぜんぶ、運命だと思うんです」
ふとしたキッカケで事件に巻き込まれた大学生チェウシクと、鼻の利く凄腕刑事のソンソック。それが第三者の思惑なのか、いや天使の、いや悪魔の思惑なのかが分からず不穏に進んでいく序盤が面白い。
やるせない事件が続いて哀しいし、全容が見えてきてしまうとトーンダウン。とはいえチェウシクの幅広い演技、ソンソックの野犬のような空気が終盤凄みを増していく。
カナダ。盲導犬。助けが必要ならご連絡を。バットマン。川に浮かぶ死体。鳥肌。なにが違う。俺の選択。歯形。雪かき。
悲鳴は勢いを増し、最終回へ。スローモーションのシーンが鳥肌もの。ラストカットもなかなか良かった。