千里

牙狼-GARO- 〜闇を照らす者〜の千里のレビュー・感想・評価

牙狼-GARO- 〜闇を照らす者〜(2013年製作のドラマ)
4.0
「牙狼〈GARO〉」シリーズのドラマとしては3作目。冴島鋼牙シリーズは配信やレンタルで観たのだが、個人的に地上波で観た初めての牙狼は今作。それまでの冴島鋼牙シリーズが一段落し、新たな主人公道外流牙を主人公として展開されるシリーズの第1作。本作の監督はそれまでの雨宮監督から、それまで牙狼シリーズでアクション監督をしていた横山監督に変わり、世界観や雰囲気もそれまでとは大分違うので、鋼牙シリーズもとい雨宮監督の作り出す世界観や雰囲気を求めて観るとあまり楽しめないかもしれない。私自身がそうだった。しかし改めてちゃんと見返すと本作は本作でよく出来ており、脚本レベルは前2作に勝るとも劣らないものになっているので、鋼牙シリーズとは別物として楽しめばクオリティ的には良いものだと思う。最強の魔戒騎士だった鋼牙と違い、未熟で泥臭い流牙や仲間たちの成長を熱く描いている印象。通常アクションは気合が入っているが、鎧召喚後が全てゲームのCGみたいだったのが残念だったのと、それまでやそれ以降と世界観や雰囲気は大分違う印象だが、ストーリー的には流牙シリーズの中では最高傑作なのは間違いない。
千里

千里