色んな人からうっすらとバカにされ続ける旦那不憫だったし最後の「呪い」不条理すぎる（涙）旦那で締められる回は特にリューベンオストルンドの映画観たあとの顔になる。こいつの神経を逆撫でしてくる絶妙にイヤな感じもよくわかるけど、人間としての狡さや弱さを自覚しただけ人間味があって全然良いやんと思った。この旦那を断罪できるほど「出来た人間」がここにいたかという話である。
妻のほうもなかなか。「声の奪取」とか指摘しそうな雰囲気で、全然生来の優位さに無自覚(故意に目を瞑っている？)という、「少数派に理解あるワタシ」な特権白人女性ウィットニーの解像度がしぬほど高い。旦那に負けず劣らずの厄介者な気もする。
こういう癖あり女を演じたエマストーンがめちゃハマってた。『哀れなるものたち』といい変な役も良い。どちらの作品でも製作にも関わっているのか、才女め！
