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アリバイ崩し承りますスペシャルのrumblefishのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

これ、撮影が2年前だったとか。
なぜ今頃放送したのか。
いや、お蔵入りにならずに放送できたということなのか。

最後のアリバイプランナーの出現が続編を思わせるけど、2年も経っていると考えるとどうなんやろ。

アリバイ崩しは忘れると思うので、以下備忘録。

矢本悠馬演じる朝倉は資産家のおじの富宰さんから、相続人から外すと言われ、あせっている。
富宰さんがそのような遺言を書く前に死んでもらう必要がある。
そんな時、富宰さんが刃物で殺害される。
朝倉にも嫌疑がかけられるが、彼には犯行時刻に宅急便を受け取っていたというアリバイがあった。
しかし、友人の高梨臨演じる江島聡美が替え玉になって荷物を受け取ることが可能と、警察がその“アリバイを崩す”
よって朝倉には犯行が可能となるが、そこで朝倉は証言を変え、確かに犯行現場に行ったが富宰さんはすでに死んでいた、しかも、自分は刃物恐怖症なので、刃物での犯行は不可能だと証言する。
聡美は替え玉として荷物を受け取っているから、当然アリバイがある。
朝倉の嫌疑は晴れ、遺産を受け取れることになる。
二人の計画は成功するかに見えるが、しかし、その朝倉が殺されてしまう。

実際には宅急便受取のトリックは使っておらず、変装した朝倉本人が荷物を受け取っていた。
朝倉は犯行現場には行っていない。
そして、殺害の実行犯は聡美であり、朝倉のために富宰氏を殺害していた。

だが、これは聡美による目眩ましだった。
聡美の真の狙いは朝倉を殺害することだった。
朝倉のパワハラで自殺した恋人の復讐だった。

聡美によって朝倉は殺害され、遺産争いによる内紛かと見せかけるが、では、聡美は朝倉殺しでどうアリバイを作るつもりだったのか。
自分には嫌疑はかからないという見通しでもあったのか。
しかし、そこまで考える必要はなかったのかもしれない。
宅急便を受け取ったのが朝倉本人であり、聡美のアリバイが崩れた段階で、聡美は覚悟を決めていた。
朝倉さえ殺せていればそれでよかったのだ。

頭の体操になる、結構複雑な展開。