『占星術殺人事件』『斜め屋敷の犯罪』で華々しく登場した島田荘司の後に続けとばかりに何人もの本格志向のミステリー作家が出てきましたが彼らを総じて新本格派と呼ばれています。
その新本格派の作品の中で最大の収穫がこの綾辻行人氏のいわゆる『館シリーズ』の第一作目、『十角館の殺人』。
オールタイム・ミステリー・ベスト10で常に上位にランクインする作品、名作中の名作です。
皆殺し殺人の名作です(笑)。
ある孤島のいわくつき屋敷に招かれた大学ミステリーサークルの学生が次々殺されていきます…。
アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』を連想するストーリーですが…綾辻行人さん、この作品を逆手にとっちゃう驚愕の大どんでん返しをしかけます…。
映像化不可能といわれた作品…みなさんの目で確かめてみてください。
そして…最後まで見て気がつきました。
まず映像的にひっかけられたと…。
ちゅーか、この部分が映像化不可といわれる所以なんですが…。
ストーリーばかりに追いすぎると痛いめにあいます。
もっと人物を見てください(笑)。
見事にやられたー❗