ヘロヘロ

十角館の殺人のヘロヘロのレビュー・感想・評価

十角館の殺人(2024年製作のドラマ)
3.9
全五話 Huluオリジナル作品
これ観るため久々の課金
第四話の最後から最終話では一定の緊張感とシリアスな展開そして波打ち際の美しい俯瞰ショットのラストへと見応えがあった。
逆に三話までは画作りの安っぽさが気になった。
俳優も大学生っぽい軽さのある有名ではない俳優をキャスティングしているところはいいのだが、芝居に自然さがなく演出でもう少し修正できるのではとは思った。
時代背景は1986年の原作の通りで携帯電話のない世界。江南(カワミナミ)の部屋のセットなどでは時代を反映しており頑張っている印象。一方で十角館の内部のセットは安っぽい感じがした。

小林大斗(ひろと)君はクールな目元が往年の三浦洋一に似ていてシリアスな演技が良かった。

俳優角田晃広のファンだけど、この人の独り喋りは、シリアスなシーンの筈なのにハズしてくるんじゃないかと構えてしまって真剣に観れないのが困る。この人はミステリを含め真剣な独白シーン向きじゃない様な気がする。