ramca999

滅相も無いのramca999のネタバレレビュー・内容・結末

滅相も無い(2024年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

最初の穴のCGがしょうもなくてまず安心
フォント含めてチャプター展開とか演劇演出とか良い意味で日本ドラマに挑戦的
海外映画好きなんだろうな、こだわりを感じる
ただそういうフォーマットを使っているだけではなくて、シーン展開とかカバンの移り変わりで時間進行させるのとかうまかった
これは演劇というフォーマットを使ってるから自分史の回想が面白く観れる

今後他の穴に入る参加者の展開やそもそも穴が何なのか、教祖?の堤真一や聞き役の窪田正孝への何かしらのフィーチャーもあるのかなど、気になる期待感が持てた

4話まで観て感じたこと
穴へ入った人は誰も戻ってきていないのに、なぜか穴へ行く人は恐怖など負の感情を持っていないという世界観
そこは意図的な違和感な気がして、これまでの各話主人公たちはみんなどこか今の世界に何かしらの後悔はあるけど一方ですっきりと諦めているからある意味前向きに穴に入ろうとしている
人間誰しもとは言わないけど、少なからず今の世界から逃げ出したいと思ったことはあるはず
そんな時にこんな逃げるとかではないポジティブに言われている穴があったら入りたいなあと思うよね
だって逃げたって思われずに自分でも思わずに済むから
「穴があったら入りたい」って穴は逃げるのに使う穴だと思うんだけど、このドラマの穴は確かに救いの穴なんだろうな
ramca999

ramca999