スペインで2013年に実際に起こった殺人事件を基にしたドラマ。
事件のWikipediaも英語やスペイン語ではかなりの長文でまとめられているので、恐らくスペインでは有名な事件なのだと思われます。
母親に殺人容疑がかけられて真相を追い求めて行くドラマなのですが、
はっきり言って母親が延々と疑わしい言動をし続けているのでそら疑われるでしょうよという感想(実際の事件ではどうなのかは分かりません)。
警察に対して嘘をつき続け、弁護士にも嘘をつき続ける。私生活においても子どもを放って不倫する等、不審な要素があまりにも多すぎる。
父親もずっと何かを隠しており、母親をかばうような行動をし続けているので、疑われて不利な方向に進むのは当然。
ただし警察も警察で、｢母親が犯人である｣という結論ありきでの捜査を行っているので、新証拠に目を向けない等の疑わしい動きはあります(恐らくこれはドラマの展開のため)。
っていう前半なんですけど、どんな展開があるのかと思ったら第5話以降そのまま真っすぐ終わって行って｢えぇ…｣ってなりました。
もう最初から最後まで母親の行動が意味不明すぎる。
最終的に状況証拠のみで判決が下されるのですが、まぁそらそうなるよなと。
実際の裁判ではアルフォンソに関してはその場にいた証拠がないと認められているのですが、ロザリオと同じ判決が出たという点だけは疑問でした。
正直なところ映像作品としてはかなり微妙です。
事件に興味があるのであればWikipediaにかなり詳しくまとめられているので、そちらを読むだけでもいいと思います。
