“可哀想な人それが第一印象だった”
バーで働く売れない芸人ドニー
彼は泣きじゃくる中年女性を見て紅茶を一杯サービスした
それが全ての始まりだった
彼女は毎日金も持たずにバーに訪れておしゃべりするようになった
彼女はよく笑い、誉めて彼の欠けていた自尊心を埋めてくれる存在になっていくのだが
ドニーと彼女の仲ををからかう同僚達の前で卑猥なジョークを口にする
このことがきっかけになり彼女の異常な行動がドニーを追い詰めていく話です
ドニーに執着しドニーもまた彼女の異常行動に執着するようになる
酷く嫌っている自分に害をなす存在なのに気になって仕方がないストーキングされる側も
彼女が気になる不快で気持ち悪い共依存的な関係になっていくのも
また彼女の狙いどおり…？
虚言癖があるけども楽しく人を誉めることに躊躇いがない魅力ある人物として描かれていて
同情してしまう気持ちもわからなくはないのですが
彼を夜道に襲いかかり手淫を無理矢理してくるシーンがあるんですけ
ほんとに怖くて気持ち悪いんですよ
“私で興奮しちゃったの？トナカイちゃん”と呼び掛けてくるものだからドニーの感じた恐怖の一端と
その後の性生活に後を引くもの
彼女が生活そのものを支配している
その支配を望んでいるのでは
なんてことも考えさせられてしまう恐ろしさ
これ実話なんですって
