単なるストーカー物かと思ってたら後半からのツイストにやられ半日でビンジ。性加害がどれほど人を壊すのか。「毒をもって毒を制す」破滅的ケア。自分と同じく傷つけられ虐げられた者への憐れみからはじまる承認欲求モンスター同士の共依存関係を誰が批判できるのか。
自らの倒錯をここまで明け透けに語った作品を、告発として世に出すことは「勇気」と言えるかもしれないが、それ以上に監督・主演を務めるリチャード・ガッドにとって自らへのセラピーかつ売名となる皮肉。そしてこの作品を知ったマーサのモデルとなった人物が現実のメディアに出てくるというさらなる地獄。
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