観だしたら止まらなくなって一気見。人間って生き物は複雑だな…。
ストーカー女を振り切れない共依存的な 痛々しくも不思議な絆、その深部には過去に培われたトラウマ的要素が本人自身の性的嗜好までも混乱させ影響を及ぼしているようで、この実体験を元に本人が演じるという絶大な説得力。もしかしたら今回の制作で自身を振り返り気持ちを見つめ直すことでセルフセラピー的な要素も孕んでいたのかもしれない。ラストの彼女の独白には思わず涙。そして負の連鎖を予感させる終わり方も良き
性的嗜好の混乱･変化という点では｢スモールワールド｣の主人公の刑事を思い出し､あの演出があながちデタラメではなかったのだと理解した
