ラストシーンが秀逸すぎて、感情が言語化できない。
スレッズで、『JOKER』のシーンとリンクさせた動画を見つけたけど、まさにジョーカー誕生前夜ともいえる自己喪失やPTSD、憎しみとの共依存といった物語や描写が鮮明すぎる。
地雷のように自己の中に潜在させた負の精神がいつ・どこで・誰に・どうやって起爆されるのか、はたまたそれが吉と出るのか凶とでるのか。そんな自身の一部を闇のなかで肥大化させた結果ジョーカーが生まれるとするならば、リチャード・ガッドの皮肉に満ちた創作はそういった恐怖や後悔から解き放ち、ジョーカーを生み出さないための一種のケアなのかもしれない。