途中まで楽しく見ていて、最後に呆気にとられました。
話は完全フィクションでバンサリーの脳内パラレルワールドなので、見やすくはありましたこれは判断不能で点数なしの部類かな?
ヒーラマンディの歌姫を演じる女優さんたちの演技は素晴らしく、藩王の制度にわかりやすく切り込みたいという意欲もみえるんだけれど、あまりにもストーリーがペラペラ。8話持たせるのにお話のストックが足りなかったのか?という印象。
毎回入るダンスシーンがお客に見せるための歌姫が歌いながらのダンスでそれっぽい振り付けにしたせいか、踊りが上手い人もいるはずなのにイマイチで演じている女優さんたちが気の毒。
ラホールの高級娼婦の客層は藩王が主ではなかったと言う話もあり、設定や時代考証はほぼフィクションなのであまり真面目に取らない方が良いかもですが、設定が適当なのにダンスと音楽だけそれらしく地味にしたのでは、バンサリーのドラマ見る意味ほぼないですよね。
分離独立前なのに顧客も歌姫もほぼムスリムというのはすごく不自然。
同じ時代のものを見たいのなら、ちょっと長いけれど、『ジュビリー』の方がずっといい。同じラホールを舞台にしたKalankにお得意の美術やダンスや音楽で完全に負けてました。(話がぶっ飛んでたせいで、あっちの方が良かったという人は少ないですが、脚本もあちらはフィクションなりに誠実に作ってありました。)
アーリヤーのGangubaiが珍しく良かったのでちょっと期待しましたが、これは空振りでしたねえ。