ShinMakita

特捜刑事マイアミ・バイス シーズン1のShinMakitaのレビュー・感想・評価

4.0
1987年。中学生だった俺は、塾の友達と意気投合してよくテレビや映画の話題で盛り上がっていた。俺がプロット重視派なのに対し、彼は映像と音楽が凝っていれば好き、というタイプだった。特に洋楽への造詣が深かった彼が「何かカッコいい映画あったら教えて」というので、ベータマックスで録画していたTVドラマのテープを貸してあげたところ、次に会った時にめちゃくちゃに感動したらしく盛んに感謝していたな。あの時の彼、今でもこのドラマを愛して見返しているのだろうか…


というわけで、中学時代に最もハマった刑事ドラマ「特捜刑事マイアミバイス」です。日本放映から35年という節目で5月から再鑑賞して、先日シーズン1をDVDで見終わりました。20話以上も見る暇ねーよという方は、

第1話「血闘サブマシンガン!巨大組織を叩き潰せ!」
第4話「宿敵カルデロンPART1」
第5話「宿敵カルデロンPART2」
第7話「地対空ミサイル強奪!武器密輸ルートを追え」
第15話「運び屋のブルース」
第16話「美少女売春! 危ない復讐ゲーム」
第21話「高性能サブマシンガン大量密輸!楽園に迫る死の商人の影」

だけ押さえておけば良いかも。

ゲストとしては、7話のブルース・ウィリス、16話のパム・グリアがビッグネーム。売れる前のジョン・タトゥーロやマイケル・マドセン、ヴィング・レイムスを確認できるのは、全話見た人だけ楽しめる特典^_^

GUN描写的には、やはり4話。凄腕のヒットマンとソニーが対決する屋内シーンは迫力があってシビレます。

そして音楽。やはり1話のフィル・コリンズと15話のグレン・フライかな。ヤン・ハマーのスコア的には、4話で初お披露目の「クロケットのテーマ」、21話の「Evan」が白眉です。

同僚のジーナ、ジート&スワイテクのコンビにフォーカスした回や、キャステロ主任の過去に迫る前後編、パワーボートレースやエバーグレース湿原をフィーチャーした回など、このファーストシーズンだけでかなりバラエティに富んだエピソードを連発してるので、充分楽しめると思います。

…今月末からシーズン2に入ります。1話から景気良くニューヨークが舞台なんですよね(笑)
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