「孤高の美女」「理想の女性」といわれながら、実際には人との付き合いが大嫌いだという嘉門ヒロ(天海祐希)。それが、25年前の大学時代に一度だけ愛したものの、理由を明かさずそのまま姿を消し、逃げられた彼氏・陽村超治(沢村一樹)と再会するところから物語が始まる。超治がヒロと別れたのは自分がゲイでヒロを心から愛せなかったから、超治の母を安心させるために結婚して欲しいとヒロに頼む。そしてその出会いをきっかけに「偽装結婚」生活を始めてしまう。超治が密かに片思いする宅配業者の保(工藤阿須加)や夫のDVの後遺症で男性恐怖症になってレズビアンであることを自覚するようになった水森しおり(内田有紀)が絡んで、てんやわんやな恋愛模様が始まる。
正直で真っ直ぐな超治の影響で、夫のDVに悩むしおりや妻八重子との関係に悩む天人(佐藤二郎)や昔付き合いのあったヤンキーに付きまとわれている保にお節介を焼き助けるようになっていくヒロ。ヒロは、超治への想いを隠せなくなっていた。果たしてヒロは、ハッピーエンドに辿り着けるのか？
同性愛や親子の関係などを絡めて描いた
ドラマ。
様々な恋愛や関係には、その人の想いや歴史が絆に込められている。ちゃんと心から相手に向き合うことが大事なことが、ヒロと育ての母の関係などから伝わってきてLGTBだけでなく様々な人の関係には様々な形があって良いと思えるユニークなラブコメディドラマ。
最終回の様々なカップルや夫婦のインタビューもステキだったし、いつもの役と違う役を演じる天海祐希や沢村一樹や内田有紀の演技も印象的。
「ハグしていいかって、もうしてるけどな」
