現代の東京で、上半身が溶けた死体、黒焦げの死体など、前代未聞の猟奇殺人事件が発生。捜査に挑むのは、「フラッシュバック」=遺体の残留思念が見える特殊能力を持った刑事・稜真(りょうま)と、ノーベル賞を直属の上司に奪われた天才女性科学者・日見子(ひみこ)。HIDE(ハイド=秘匿事件課)に属する二人は、フラッシュバックと先端科学知識で謎の殺人事件を次々に解決していく。 ただし、稜真には秘密があった。72時間以内にフラッシュバックで見た手がかりに実際に触れなければ、脳が暴発して死に至るのだ。元考古学者の稜真と、天才なのにコミュ障の日見子の関係はまるで水と油。そんな二人は、事件を解決していくうちに次第に互いを認め合ってゆく。 しかし、二人の目の前で明らかになってくるのは、予想だにしない驚愕の「歴史の真実」だった・・・ ヒトラーがなんと日本で地下帝国を探していた?秘密のピラミッドがなんと日本に?ケネディ暗殺の真実?さらには・・・人類の終末が記されたという幻の『予言書』が確かに存在するという!果たして、二人は目前に迫った「人類の滅亡」を防ぐことができるのか?