拓風

超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ シーズン1の拓風のレビュー・感想・評価

5.0
初めて見た頃の高揚感と、この歳になって見る懐かしさで+2点くらい。

今の時代に初めて見ても、もはや昔のドラマというだけのものかと思う。

簡単に説明すると、マッハで飛ぶスーパーヘリコプター「エアーウルフ」をCIAから結果的に奪った主人公が、交換条件にベトナム戦争で行方不明になった兄を探すように要求、見つかるまでの間、CIAの要請に応えてエアーウルフを使って活躍すると言うお話。

シーズン4は別会社が登場人物総とっかえして、戦闘シーンだけそれまでのを流用しているので別物かつ論外。

シーズン3まで続いて4もそのままで行く予定ではあったらしいけど、主人公を演じるジャンマイケルヴィンセントのアルコール中毒などで頓挫。

その中でもベースとなるシーズン1は至高。
孤高の主人公ホークと、家族同然の相棒ドミニク、反発しながらも時に協力するアークエンジェルと3人のバランスが絶妙。
特にジャンマイケルヴィンセントのカッコ良さは個人的に未だに誰も及ばない。
吹き替えもこれまた全員ハマり役。

ストーリーも冷戦などの当時の情勢を絡めつつ、
・人数を載せるため装備を外し、ソ連へ要人の救出
・事故に遭い長期間意識がなくその間に兄が帰還したと騙されエアーウルフを奪われる
・アフリカでのソ連対アメリカの代理戦
・操縦シミュレーターでのエアーウルフ対エアーウルフ
など多種多様。

また、もう一つのキモである空中戦も初出しのものばかりで熱い。(回を重ねるにつれ、製作費の関係が流用が増えてきて、何度も見るとこれはあそこと同じ言うのがわかる)
個人的には最終話のヘリに囲まれての地面を走っての離陸、その後の爆撃の中をリアルに飛ぶ姿が今見ても迫力満点でお気に入り。
戦闘ヘリとは思えないフォルムのエアーウルフが、あのテンションが上がるテーマで飛ぶ姿はどのシーンでも何度でも見れる。

リアルタイムから再放送をビデオ録画、その後ビデオ録画をDVDに落としたものを購入し、正式に出たDVD、その後出た吹き替え補完版まで購入した身としてはもはや正常な採点は不可能。

なので話半分で。
拓風

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