陰謀論の雰囲気を真面目に推し進めたネオ・ノワール的ななにか。
とにかくこんな公務員は大変で、CIA本部より疲れそう。
根底は微笑みのない荒んだ世界をかっこよくハードボイルドに、だが、スペックの真面目版というか、少しリアルにふったもので、何度観ようとしても、1、2話くらいしか面白くない冗長で、結局はホークスのない救いようのない馬鹿が作っている。
役者は頑張っているが。この頑張りが説話論的になんにも結実しないのが、今世紀の映像らしい。
演出家は、羽住英一郎という映画を撮っても、ルックの雰囲気だけしかない中身のない人。本当に、可愛げのない人物はどうしようもない。