ロス・タナーはロンドンの難解な犯罪ばかりを扱う特殊警察部隊で働く警部。30代後半、バツイチ、活動的、ダイナミックで女癖は悪いと評判。ハイテクを駆使した理論的な捜査方法を重視し、数々の事件を解決に導いている。ある複雑な青少年の殺人事件を担当している際、彼は自分の視力がなくなっていくことに気づく。生きがいであるこの仕事を失うことは出来ない。ロスはこの事実を隠しながら捜査を続けていく。しかし、部下の一人である、キャサリン・タリーは彼の異変に気づき始める。キャサリンは若く美しい新米刑事で、野心家である。彼女はロスに彼の目となって補佐していくことを約束するが、事件が解決した際には、彼女の手柄にすることを条件とした。視力が失われていくと同時に、ロスは奇妙な幻覚をみるようになる。しかし、彼はこの幻覚こそが事件を解決するキーになることに気づいていく。それは、自分の中の「第二の視覚(セカンド・サイト)」であった。この第二の視覚こそ、ロスの第二の人生のチャンスとなるのだ!
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