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BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係のxavierのレビュー・感想・評価

4.5
ラストの展開は、ただただ絶句…

頭を拳銃で撃たれ、弾丸が頭に残った石川。彼は、その弾丸の影響で死者と話せるようになる…って設定は面白い
だって死者と話すことで、自ずと犯人は解るんだから。このドラマの面白い所は、いくら死者から聞いて犯人が解っても証拠を示し立証できなければ、犯人は捕まえられないってところ。
また、その証拠を掴む為に違法な捜査をすることもしばしば。
そんな石川の強い味方は、サイモン&ガーファンクル(あの超有名なデュオグループではありません)とスズキ。
サイモン&ガーファンクルはコンピューターのエキスパートでネット内ならほぼほぼ証拠を見つけ出せる。
一方、スズキは"便利屋"って感じかな
石川の無理な注文もサラッとやってしまう所は凄い!
って感じで石川は犯人を追い詰め捕まえるんだけど、そんな石川でもどうしょうもない事もあって…
7話と最終回は特にねぇ…
前者は1流の"掃除屋"に翻弄され、気づいた時には犯人は海外へ。
後者は、もっとヤバかったね。
犯人役を大森南朋さんが演っていたんだけど、常に冷静で証拠を一切残さない完璧な犯人だった。
石川は、この安藤って男に勝てないんだよね。石川が仕掛けたトラップを軽々クリアしてみせるんだから。
"この世には絶対的な悪が必要"と嘘ぶく安藤。
そんな安藤に石川は…
初めて観た時は"えっ−−−!"ってぐらい衝撃的なラストだったなぁ…

石川は死者と話せる能力を得た代わりに魂がすり減っていく。その様を見事に演じた小栗旬は良かったなぁ。
脇役にも個性的な面々ばかりだったのも面白かったな。浜野謙太に野間口徹
滝藤賢一に遠藤憲一…と上手い役者ばかり。個人的には古田新太が胡散臭くて良かったかなぁ。

後、毎回毎回、比嘉が石川の問いかけには答えるくせに、立花の問いかけには全く無視や冷たい態度を取るところが面白くてツボでしたね。
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