西村権太郎

ビバリーヒルズ高校白書 シーズン1の西村権太郎のレビュー・感想・評価

5.0
中1から大学を出る迄、1986〜1996年の間にヨーロッパや北米に長く滞在する機会が割と沢山有りました。

映画の雑誌はもっと子供の頃から購読してたのですが、そうゆうもの(Beverly Hills, 90210)が流行ってます、と聞いて軽く興味を持った程度でしたが、どのタイミングで、かは忘れましたが欧米に居て、どの雑誌も全部90210のキャストが表紙に載っかってるみたいな時期が有り、その人気の凄さに感心しました。レジ横に有るTVガイドとかですね。あとティーンのアイドル雑誌みたいなやつとか。

90年からアメリカで始まって、衛生第二では半年か1年遅れぐらいで放送が始まりましたでしょうか、1回目から10年間全部観ました。ちょっと見落とした所も有るとは思いますが。
日本で「ビバヒル」なんて言われ始めたのはその後からぐらいですよね。遅い。

アメリカの街並み・建造物・家屋・インテリア・ファッション・音楽・食事や学生の校内外の活動等生活や文化・風俗が見れるというのは、そもそも私が映画を観たい理由なので、毎秒貪る様に楽しみました。毎週正装して放送時刻を待つ勢い。

富裕層故、高校生なのに大人びたファッション・行動様式のお洒落な日常も去る事乍ら、私が気に入ったのは、アメリカ特有の、
子供が大人や親と対等に対話・関係を持つ事、ファッションや音楽やクラブが好きでも高い教育を受ける事に皆貪欲な事、訴訟社会であるが故かどうなのか腹に据えかねる事もコミュニケーションを図り自身の納得行く形にしようと試みる事などなど、人対人、言ったら社会が日本に比べて成熟しているなと凄く感じた、そんな点です。

少なくとも成熟していなくても、そうで在ろうといつも活動活動してる様な、模索してるような…
彼等の営みを見てそう感じました。

だから観たいんです。勉強になるから。私はアメリカの映画から、TVドラマから、多くの事、メインは倫理観ですね、それを学びました。もしかしたら
私は倫理観を"Beverly Hills, 90210"から学びましたっつっても言い過ぎではないと思いますw
1番そうゆう年齢でしたから。

例えば…
・彼氏を寝取った女はブン殴れ。
・ガンジャまではOK🙆‍♂️
・親の留守にはパーリーを開け。
片付ければ良い。
・気に入った人は結婚してても自分の物にしろ。
・離婚しても子供は可愛がるから問題無い。
等です。

嘘です。

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脇役が何かを突出させたキャラ(ジャイアンすねお出来杉くん的に)だとすると、主人公のパーソナリティーは、キャリー・ブラッドショー然り、ちょっと批判を受ける事が有ります。人間らしいグレーな行為を色々するからです。そして失敗する視聴者の共感を得る為・慰める為一緒に失敗してくれます。

"I hate Brenda"なる団体?スローガン?が当時有ったそうですが、私はブレンダ・ウォルシュは大好きです。若干の不安定さが有り、真面目で正義感が強く、情熱的に恋をし、努力家、かと思わせて普通の人程度に飽きっぽかったり集中力に欠けたりもします。怒りっぽいとも言えるし飲酒喫煙も試しちゃう(ドラッグは後任ビッチのヴァレリーが担当。大麻ですが)。

・ディランを取られた時ケリーと彼に対して浴びせる罵声。
・実験台になる動物逃がし活動に熱中し挙句逮捕。アンドレアに怒られる。
・ピーチ・ピットに入った強盗に銃を向けられ泣く。
・劇の役を取り合った相手が自殺すると脅迫。身動き取れず、止めろと説得しつつ泣く。

良い人間で在りたいと願っていて、でいつも失敗しちゃう。

そんなブレンダに割と厳しいお父さんは良い感じに嫌われる様やってくれます。
どうして何処んちも父親は頑固かな。孫3人。

一時期マドンナや、シャロン・ストーンだったかキム・ベイシンガーだったか…扱い辛い気位の高い女優さん達も
シャナン・ドハーティーに比べたら子猫みたいなもの。と記者に言われていました。
我儘で気性が激しくトラブル・メーカーの彼女はあちこちで出禁になり、ゴシップの種でした。レストランで男を取り合ってキャット・ファイトだとか番組のプロデューサーに無断でプレイボーイで裸になってみたり。又ケリー・テイラー役のジェニー・ガースとの不仲は有名で、フィジカルな喧嘩になりかかった場面も有るとか。激しい女なんです。パリス・ヒルトン、リンジー・ローハン、ブリトニー・スピアーズらと対パパラッチの攻防も楽しかったですが、その1つ先輩と言えます。

眠くなったので一旦寝ます。
又加筆します。
西村権太郎

西村権太郎