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ごちそうさんのnorisのレビュー・感想・評価

ごちそうさん(2013年製作のドラマ)
3.5
朝ドラには亡くなった母親や祖母などの語り手が必ずいるが、本作で吉行和子が演じるのは、なんと人間ではなく、ぬか床である。

そういうわけで、終盤で空襲で家が焼かれたために語り手も不在になってしまったというのが斬新すぎた。元の同僚にぬか床が返ってきて、また語り手が復活するという念の入れようだった。

あと、確信犯とは思いつつも、松浦雅(この物語は、近藤正臣、東出昌大に続く技術者3代の話なのだ)が演じる腐系のリケジョぶりがほほえましく、後半登場する高畑充希の上手さも際立っていた。また、キムラ緑子は当たり役だろう。
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