SAYA

僕のいた時間のSAYAのレビュー・感想・評価

僕のいた時間(2014年製作のドラマ)
5.0
TVer観賞。ALSに蝕まれた青年が病気と向き合い、葛藤しながらも
家族愛、恋愛、友愛、職場の人々の愛など
沢山の愛に支えられながら
どんな状況になっても希望を捨てない話。

【ALS】という非常に重苦しい題材ながら、
ただ暗い話ではなく、
病気になったからこそ気付けたり、和解できた希望や光も描かれていて
結末も3年後まで描いてくれて非常に良かったです。
(結婚したみたいでよかった)

「表情も動かせず、言葉も伝えられず、
全ての感情表現ができなくなってしまった時、
周りの愛情や温もりだけで生きていけるだろうか。
そんな時、僕を支えてくれるのは
今まで僕が生きてきた時間。
僕のいた時間なんだ」

一字一句同じではないかもしれませんが
そのようなセリフがあり、
号泣してしまい、
改めてタイトルの深さを知れました。


三浦春馬さんは、やっぱり凄い役者。

瞳や表情のリアリティーさ、終盤の演技は
表情の動かしづらさや、声のトーン(喋り方)まで変えて
保さん(劇中の同じ病の友人)に近い話し方に
なっていて
やはり本当に演技が上手いな、
心を打つ演技をする方だな、未だに惜しまれ続ける名優だな、と改めて思いました。

ご自身の苦しみや葛藤も重ねてたのかなと
思うと…(涙)


リアルタイム放送時、タイミング合わず
見逃してしまい、
何度かTVerでも配信されていたのに
ずっとノータッチだった作品。

素晴らしい名作でした。観賞してよかったです。
SAYA

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