koni

僕のいた時間のkoniのレビュー・感想・評価

僕のいた時間(2014年製作のドラマ)
5.0
2023.10.13 VTuberで視聴。
このドラマの存在さえ知らず、友人から勧められて遅れながら見ました。4.5.6話は見逃してしまい大事なシーンを見れなくて残念な気持ちですが、ネタバレを検索して見続けました。

見ていくなかで、改めて生きること、死ぬことについて深く考えるきっかけとなりました。主人公のいつでも希望を捨てず、何度も覚悟と向き合うなかでも目標を持ち続けて一生懸命に今を生きている姿がとても印象に残り、毎話余韻に浸りながら視聴してました。

前半は家族との距離感やキャラクターを演じる場面で心苦しく、涙が止まりませんでした。
後半は病気とともに生きていくこと、周りの人の愛情や温もりに気づいていくこと、幸せに気づいていくこと、生きる意味、自分のいる意味を考える…。とても重たいテーマで気楽な気持ちでは見れないけれど、この作品を見てよかったなと思います。

病気の進行と共に、色々なことを病気に奪われ、できることが減っていき、最も難しい人工呼吸器装着の問題では相当な覚悟が必要だなと感じました。

自分だったら人工呼吸器をつけて生きたくない。
そう思いながら過ごしていましたが、やっぱりいざとなると迷ってしまうんだろうなあ…。
何もできない、伝えられないなかで生きている意味があるのか。生きている実感を感じられるのか。
ただ生きてくれればいいという周りの愛と温もりだけで生き続けられるのか…手がかかるのに…?

視聴しながら、私も何度か考えましたが本当に難しい…

最終回まで、色々考えて気づくことが多い作品でした。

また機会があればゆっくり見たい作品です。周りの人にも見てほしいな
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