takanoひねもすのたり

不感地帯 シーズン1のtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

不感地帯 シーズン1(2017年製作のドラマ)
3.4
山と深く暗い森に囲まれた町・ヴィルフランシュで起こる殺人事件+超常現象が少し交じるミステリー

主人公のロレーヌ・ヴァイス少佐(警察)はスタイナー市長と不倫関係にあるほか、過去に誘拐され森に放置→自力で生還してきた過去あり、性格がかなりエキセントリック、娘がひとり、娘の親友マリオン(市長の娘)が半年前に失踪し、その件も未解決

そんなこんなの町に赴任してきシリア二検事、町を牛耳るスタイナー家が目的な様子
彼の存在感がユニーク、アレルギーがてんこ盛り、他人に飲まれず怯まず、マイペース

警察の人員は少佐を含め3名+研修生、殺人平均率が全米平均の6倍という町で毎回起こる事件、1話で完結するスタイル、マリオン失踪はシーズン通しての謎、環境保護団体?アルドゥインナの子供が絡んだり、森に棲む異形の存在が仄めかされたりする

ロレーヌとベルトラン(市長)の不倫関係がどうもなあ……と思ったけど、陰鬱な雰囲気と、閉塞的な町の人間関係と派生する事件の陰険さは好きな感じ
超常現象が絡むけれど、森の存在がほぼ異界に近いので、あり……とは思えた
S1はマリオンの所在が判明し、その元が明らかになりロレーヌが不意打ち喰らって幕引き